隆宏 さんインタビュー

難波隆宏

なんば・たかひろ

広島県学校生活協同組合 理事長。2007年から学校生協で
「なくてはならない学校生協」をめざして活躍中。

学校生協ってどんなものを取り扱っているんですか?

今日はよろしくお願いします。
難波さんが勤めていらっしゃる学校生協について教えていただけますでしょうか。

よろしくお願いします。
私は広島県学校生活協同組合というところで働いているのですが、皆さんが聞きなれた言葉でいうと、“生協”の1つです。恐らく皆さんがイメージする生協は地域生協というもので、その地域に住んでいる人なら誰でも加入できて、食品や雑貨を購入するものですね。COOPの看板の店舗をご覧になった方もいると思います。他にも白石さんで有名になった大学生協、医療生協、住宅生協、共済生協、葬祭生協など色々あります。
学校生協は、対象は幼稚園・保育所から小学校、中学校、高校、特別支援学校、教育委員会などそれらの退職者を含め教職員のみです。また、皆さんが良く知っている地域生協は複数県にまたがっている場合もあるのですが、学校生協は都道府県単位です。県の中に複数の学校生協がある場合もあり、私が働いている広島県では小・中学校などの教職員が対象のものと、高校、特別支援学校の教職員が対象のもので2つあります。そのように学校の区分で分かれているところもあれば、北海道では地域で分かれていて3つあります。

生協というと地域や大学しか知らなかったのですが、色んな生協があるのですね。
学校生協も初めて知ったのですが、具体的にはどんなお仕事をされているのでしょうか。

基本は地域生協と同じような感じで、月に1、2回物資をお届けしています。ただ、生鮮食品などは少なく、代わりに教職員に特化した商品も扱っています。例えば教材や、文房具などですね。売れているのはお菓子等の食品ですが、学校で使える文房具の“見ました”等のスタンプや教育関係書籍も人気ですね。
また、広島学校生協は保険の取り扱いもしています。保険に関しては一部取り扱っていない学校生協もあります。
特長的な保険は、団体定期保険です。これは一般企業などでもあるのですが、1年更新の生命保険で団体(企業)が契約者となり、団体加入者が任意で保険料を負担して組合員同士が支えあう共助型の保険です。
1年で更新ですので毎年更新を検討できますし、1年ごとに収支を計算して利益が出た分はお返しをしています。つまり支払いが少なければ、経費等を差し引いた分をみなさんに分配できるので非常にメリットの大きい保険だと思います。
他にも、自動車、住宅火災、年金、生命、医療保険などの教職員共済も取り扱いっている学校生協もあります。
教職員共済は唯一の教職員向けの職域共済です。教職員のみなさんにとっては、大変有利な共済(保険)となっています。

団体定期保険も教職員専用の共済も、初めて知りました。
色々とメリットがあるんですね。

学校生協は出資金も戻ってくるし、メリットもいっぱい!

新卒で教職員になる方や若手の教職員も同じように学校生協のことや保険について知らない方も多そうですよね。難波さんから見ておすすめのサービスはありますか?

まずは、学校生協に加入されることを是非お勧めしたいですね。加入には出資金という入会金のようなものをいただき、そのみなさんの出資金によって運営をしています。こちらの出資金は加入時のみ頂戴し、その後何年継続されても基本的に追加はありませんので早いうちに入って様々なサービスを受けられる方がお得なのです。特に購入するものもなさそうだし、保険もまだいいかなと考えて入らないという方もいらっしゃいますが、実は出資金に対しての配当というものがあります。また、利益が出たときには利用分量割戻し金としてみなさんに還元しています。更に、出資金は退会時に全額お返しします。30年、40年と教職員をやられていると生協を使わない方はまずおられないと思います。

なるほど。出資金も退会時に返ってくるなら、実質無料で色んなサービスを受けられ、更に配当や利用に応じた割戻し金まで貰える可能性があるのですね。
これを聞くと入らないという選択肢はないように感じますが、加入率はどれくらいなのでしょうか?

広島県学校生協の場合は約8割です。ただ、最近は新卒の方は約5割くらいですね。1948年に生協法ができ組織されているのですが、相互の助け合いの精神で成り立っている歴史がありますので、教職員目線ですし、教職員が有利になるように考えられています。

そうなのですね。このサイトを見ている学生さん達には是非まず加入してみて、自分に合ったサービスを利用してもらえるといいですね。
最後に、その学生さん達や若手の教職員のみなさんにメッセージをお願いします。

教育の仕事というのは、未来ある子ども達の成長に携わる仕事で大変素晴らしいものだと思います。利益追求でなく、人を育てる仕事であり大変なことも多いですが、やりがいも多いはずです。学生のみなさんには多くの方に教職員を目指して欲しいと思います。
教職員になられたら是非学校生協に加入して頂きたいと思います。教職員のみなさんの生活を支えられる、なくてはならない存在になれるように私達も頑張っていきたいと思います。

本日は貴重なお話ありがとうございました。
学生や若手の教職員の皆さんには、もっと学校生協について知ってもらえるといいなと思いましたし、是非加入することをお勧めします。